清涼飲料水には甘味料がいっぱい!
2022/08/10
こんにちは
暑くなると飲み物の量が増えてきますが、
特にスポーツ飲料は、スポーツの後やお風呂上りに飲むと、
汗とともに流れ出たミネラル類を補給できるとの理由で
大人から小さなお子さままでよく飲まれています。
そのスポーツ飲料の糖分量をご存じでしょうか?
普通の炭酸水に比べれば少ないとはいえ、500㎖のペットボトルのスポーツ飲料では
スティックシュガー8g入りが4本分入っており、
上白糖、大さじ1杯(9g)で換算の場合も
約大さじ4杯の量が入っていることになります!
水の代わりにたくさん飲むと、
かなり多くの糖分を摂取することになり
虫歯や歯周病、肥満や糖尿病の原因リスクも高くなります。
肥満や糖尿病と歯周病は相互に影響を与えていることは疫学的にも多く示されており、
甘味飲料を一年飲み続けると、体重6.4㎏増えるという統計もあるほどです。
更に、アメリカ カリフォルニアの心臓協会の研究結果では
甘い飲み物を毎日飲むことは、女性のCVD(狭心症や心筋梗塞)リスクに関連している可能性があるという発表もあり
低カロリー甘味料を利用すれば、
肥満や糖尿病の検査値を悪化させないという研究も発表されてもいます。
これらの甘味料は、砂糖の代わりになり、
虫歯にならない甘味料という点ではメリットがあるように思われますが、
合成された甘味料であることや副作用を知る必要があります。
また、近年では特に
低カロリーやカロリーゼロを強調した飲料が増え
アスパルテーム・アセスルファムK・スクラロースという添加物は、
さまざまな飲料・飲料以外にも多くの食品に使われ
お菓子・菓子パンなどにも利用されています。
● アスパルテーム
… 1983年に当時の厚生省から食品添加物としての利用を認可(指定)され、
砂糖の180~220倍の甘味があります。
しかし、アメリカでは複数の研究者から脳腫瘍を起こす可能性が指摘され、
2005年にイタリアで行われた実験では、ラットに濃度の異なるこの甘味料を与えたところ、
白血病やリンパ腫の発生がみられ、濃度が高いほど発生率が上昇。
人が食品から摂取している量に近い濃度でも異常が観察されたという発表もある。
● アセスルファムK(カリウム)
… 2000年に認可。砂糖の約200倍の甘味があります。
アセスルファムKを餌に混ぜ、イヌに与えた実験では、リンパ球が減少し、
GPT(肝臓が障害を受けた際に数値が上昇する)が上がったという発表がある。
したがって、免疫力が低下したり、肝臓がダメージを受けたりする能性がある合成甘味料です。
● スクラロース
… 1999年に認可。砂糖の600倍の甘味があります。(有機化合物の一種)
スクラロースを餌に混ぜてラットに与えた実験では、
胸腺や脾臓、リンパ組織に萎縮が認められたなどの報告あり。
精製された白砂糖、添加物がたくさん入ったジュースやお菓子は
子どもの健康を蝕んでいきます。
肥満・糖尿病・骨折・便秘・肌荒れ・キレやすい・・・・などなど、
特に問題になっているのはキレやすい子ども達が増えているとか、
無気力な子どもたちが増えていて
これは砂糖や添加物の過剰摂取が原因ではないかと言われています。
実際に、食生活を改善して非行から立ち直った例もたくさん出ています。
(虫歯の原因になる甘味料)
グルコース、フルクトース、異性化糖、転化糖、スクロース、マルトース、
ラクトース、パラチノース、ラクツロース、カップリングシュガー、フラク トオリゴ糖
(虫歯の原因にならない甘味量)
ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール、キシリトール、 エリスリトール、
還元麦芽糖水飴、還元パラチトース、スクラロース、ステ ビオサイド、グリチルリチン、アステルパーム、
アセサルファムK、サッカ リン、ズルチン、サイクラミン酸ナトリウム
食品の原材料名表示など、ご確認の上、
お子様にあげるおやつ選びの参考になさってください。
一・一・一
お子様やご自身のお食事のこと、食べ方、食形態など
さまざまな お悩みがある時は
にじいろ歯科 管理栄養士までご相談ください。
不在の時はスタッフまでお声かけお願い致します。
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